Kindle Unlimited で無料だったのと、堀江貴文さんの帯が気になったので
伊藤 早紀さんの著書「出会い2.0 スマホ時代の「新」恋愛戦術」
を読んでみました。
「出会系のアプリって何!?胡散臭そう…」
「出会い系って危ないでしょ…」
と、思い込んでいる方にとっては有益な入門書になるかと思います。
わかりやすく、従来の「出会い系サイト(いわゆるエロ系)」と
「マッチングアプリ」の違いを教えてくれており、
どのアプリがどういう特性を持っているか(メジャーなものからややマイナーなものまで、総勢17のアプリが紹介!)やマッチングアプリの用語集。
出会ったら危ない人の例も載っているので、ほんとうに初めてやる人にとっては
親切な内容ですし、自分の知らないアプリを知るきっかけとしてはいいですね。
とはいえマッチングアプリもだいぶ流行っていますから、
周りで「このアプリで結婚した!」という人も珍しくもないでしょうし
ちょっと今更感もありますね。
また、アプリでの立ち居振る舞いやどうすれば意中の相手と一緒になれるか…
といったノウハウには乏しいところがあり、割と当たり前の事(写真のコツやプロフィールでのNGワードなど)が書いてあるので、そこそこ恋愛経験ある方やSNS等のネットでの出会いに知見がある方なら、目から鱗が落ちるような内容は特にないのではないでしょうか。
各アプリの攻略方法は、ネットで検索した方が有益な情報が得られると思います。
この本の一番の見どころは、堀江貴文さんのコメントが各章ごとに入っているところ。わりと赤裸々にアプリの良さを語っていて、合コンだと割に合わないことが多いのに比べて、マッチングアプリは効率がいいなど、堀江さんらしいコメントが満載です。
特に、各マッチングアプリにきちんと年齢確認があるところを称賛しており、彼は一体とれくらい年下に手を出すつもりだったんだろう…と、ツッコミたくなります。
もう一点気になったのは、実際にマッチングアプリを活用しているヘビーユーザー男女1名ずつの例が載っているのですが…これが本当にすごい…。
デートを週8(!)で行い、男性を年収や職業・デートでのお店選び等で品評している女子大生。
100人以上と出会い、毎週違う女性とのデートを楽しんでいる20代サラリーマン…
いや~本当にこんな人がいるんですかね?
アプリでの出会いですから会ってみないとわからないですし、何人かと並行して進めることはあるかとは思いますが…ここまでの人数とは正直すごい!
自分だったらここまで振り切れませんね…いったい何人と会いまくればいいのやら…疲れます。それに、こんな人を品定めしているような異性とは会いたくないですね。多数の中からとても自分が選ばれるとも思えないし…
正直不誠実…と思ってしまうのは、私が古い世代の人間だからでしょうか??
割とサクっと読めるくらいのボリューム感(150ページ程度)で、Kindle Unlimited で無料でも読めますので、マッチングアプリに興味があるけどどうしていいかわからない…という方は、手に取ってみてもよいかもしれません!